連作

高麗人参は連作にはあまり向かない作物です。

連作とは同じ1か所の畑で、同じ作物を繰り返し作り続けることです。
日本でもよく用いられる栽培方法のひとつで、ジプシー農法とは違い、同じ場所で栽培を続けることができるので、土地や気候の条件を気にせずに栽培ができます。

特に高麗人参はどこでも栽培ができるわけではありません。
暑すぎず寒すぎない、乾燥した気候の土地で、水分豊富且つ水はけの良い土でしか栽培ができません。
栽培条件が厳しい高麗人参だからこそ、連作はもってこいの栽培方法といえます。

しかし、高麗人参を収穫した後の土地は、高麗人参が土の栄養をすべて吸い上げてしまうので、次の作物を育てるには、15~20年はその土地を寝かせなければなりません。
もし、無理に次の作物を育てても、病害虫がつき、まともに育つことはありません。

高麗人参は1~6年根と、栽培年数でグレードが分けられていて、年数の経過とともに、有効成分の含有量も多いとされています。
そのため愛用する人に人気があるのは6年根で、栽培者の中でも6年根の栽培がメインとなっています。
しかし6年間高麗人参を栽培した土地は、地力の低下が激しいといわれています。
高麗人参は良質な土壌が、有効成分の含有量にも影響を及ぼすため、高品質の高麗人参を継続的に栽培するには、この連作障害を解消しなければなりません。

近年では、化学技術の発達で、地力を回復させる肥料が開発され、10年ほどで、再作が可能になってきています。
しかしそれでも10年はかかるため、他の作物のように収穫の翌年に続けて栽培、というようにはいかないのです。

そのため、現状では、土地をブロックに分けて、作付けのサイクルをずらして栽培をしたり、輪作を利用して対応する方法が取られています。