紅参

高麗人参は収穫後の加工方法の違いで、水参、白参、紅参の3つに分類されます。

その中の一つの紅参は、他のどの加工方法よりも薬効が強力で栄養価も高いです。

紅参の加工方法は、生の人参を皮をむかずにせいろで蒸し、水分含有量が14%以下になるまで自然乾燥させます。
こうすることで非常に堅くなり、長期保存が可能になります。
色は加工過程で濃い赤褐色に変化し、粉末にすると山吹色に近くなります。

収穫したままの生の高麗人参は、水分を多く含んでいて長期保存が難しく、そのままではすぐに腐ってしまいます。
そのため、長期保存ができるよう先人たちが知恵を絞り、およそ1000年前に紅参は生まれました。

紅参の加工方法でポイントになるのが、皮をむかないことです。
これは根菜類すべてにいえますが、皮と根の間に栄養分が詰まっているので、皮をむかずに加工する紅参は、他の加工方法よりも栄養価の損失が少ないといわれています。

また、乾燥や蒸す加工過程で有効成分サポニンは変化を起こします。
紅参は、別の加工方法の白参よりも蒸す過程が多いため、サポニンの変化が多くなりサポニン含有量が増加するのです。
さらに、消化吸収率が非常に高くなり、エキス吸収率も白参に比べて1.5倍高いといわれています。

高麗人参は1~6年根でグレードが分けられていますが、紅参も大きさや形などから天・地・良(人)に分けられています。
これは表面上に見える違いでつけられていて、効果、効能には大きく差はありません。

紅参のほとんどは、サポニン含有量が最も多いとされる6年根を使用しています。
そうして加工された紅参は、エキス、粉末、お茶、サプリメントなど、多様な形で材料に使用されています。

有効成分が凝縮され栄養価も高い、さらに長期保存もできる紅参は、高麗人参の最高級といわれ、最も人気があります。