4年根

高麗人参は栽培を始めて1年目から収穫することができますが、最初の1~3年はまだまだ成長途中で、糖質が多く、有効成分サポニンの含有量は少ないです。
主に収穫が始まるのは4年目からです。

4年目になると花が咲き、主根がどんどん肥大化してサポニンの含有量も増え始めます。
主根から分かれてできるいくつかの支根や、髭といわれる細根が生長していきます。
この時期に高麗人参の特徴である人間のような形が形成されます。

高麗人参は、その栽培年数によって呼び方があります。
1年根から始まって、一番長くて6年間栽培された高麗人参を6年根と呼びます。
6年以上を過ぎると、サポニンの量は減少し始め、さらに害虫や病原菌に対する抵抗力が著しく低下します。
そのため、高麗人参の栽培は6年が限界といわれているのです。

高麗人参の大体の大きさや形は栽培から3年ほどで決まってきます。
その3年目を過ぎた頃から、もともと難しい高麗人参の栽培が、より困難なものになっていきます。
高麗人参の表皮組織が徐々に老化をはじめ、害虫や病原菌の危険が段々と高くなっていくからです。

高麗人参の栽培は、種を植える前の土作りから非常に手間と時間がかかります。
せっかくここまで手塩にかけて育ててきた高麗人参が販売できなくなっては元も子もありません。
そのため、多くの生産者はリスクを避けるために4年目で収穫をします。
熟練の知識と技術を持った生産者であっても、4年目で様子を見て残り2年栽培を続けるか検討するといいます。
そのような理由があるので、4年根は5、6年根よりも安価で販売されています。

そして4年根の多くは水参や白参に加工され、市場に出回ります。
水参は収穫後に特に加工がされていない生の高麗人参のことで、白参は皮をむいて乾燥させたものです。
味の特徴としては5、6年根と比べると糖質を多く含んでいるので、苦みの中にもそれなりの甘みを感じられるのが特徴です。
そのため、お茶にしても比較的飲みやすく、料理に使っても美味しく食べられます。

4年根は1gあたり8.4mgほどのサポニンが含まれています。
含有量のピークである6年根は16mgなので、サポニンの効果を重要視している人には6年根がお勧めです。
価格を気にする、料理の食材に使いたい、苦いのが苦手で飲みやすい方がいいという人には、4年根がぴったりです。
高麗人参は、自分に合って長く続けられるものを選ぶことが大切です。