5年根

高麗人参を5年栽培したものが5年根と呼ばれます。
高麗人参は栽培年数ごとに呼び方があり、最も栽培年数が長いのが6年根です。
高麗人参は1年目から収穫ができますが、最初の3年ほどは糖質が多く、有効成分サポニンの量も少ないため、価値があるといわれるのは4年根からです。

高麗人参は栽培を始めて4年目で花が咲いて、サポニンの量が増え始めます。
1年ごとに茎から葉の間の葉柄の本数が増えていき、5年根では葉柄の本数は5本になります。
4年根と比べるとさらに主根、支根どちらも生長し、細根の数も増えて、土の栄養を吸収していきます。

4年根、6年根で収穫する生産者が多いため、5年根はあまり市場に出回りません。
高麗人参は種を植えて3年ほど過ぎた頃から、害虫や病原菌の危険性が高くなるため、4年で収穫する生産者が多いからです。
また、高麗人参の製品を扱う大きなメーカーは、徹底した栽培環境で、需要の高い6年根を使った製品に力を入れて生産しています。
実際韓国での流通は、4年根と6年根がほとんどです。

5年根は6年栽培できるところを1年早く収穫するため、栽培の手間もそれだけ減って、6年根よりも価格は安くなります。
5年根のサポニンの含有量は、1gあたり14mgほどです。
サポニン含有量がピークの6年根は1gに16mgなので、そこまで大きな差はなく、サポニンの効果は十分得られるでしょう。

ただし、同じ5年根でも加工方法によってサポニンの含有量が変わってくるので、選ぶときには注意してください。
原則的には、栽培年数の長いものほど値段が高く、短いほうが安くなりますが、5年根は出荷数が少ないので希少価値が高いとされ、6年根よりも価格が高くなることがあります。
特にこの傾向は日本産の高麗人参によく見られます。