栽培年数による違い

高麗人参は栽培年数によって呼び方が変わり、味や価格、成分の量に違いがあります。
主に市場に出回るのは4年根~6年根で、1~3年根は糖質が多く有効成分サポニンの量も少ないため、市場に出されることはほとんどありません。
ここでは4~6年根を対象に、その違いをいくつかのポイントに分けて紹介します。

まず注目するのがサポニンの含有量です。
ここが一番気になるという人も多いのではないでしょうか。
サポニンは高麗人参の優れた薬効の特徴で、その含有量が効果の大きさを左右します。
サポニンの量や種類は栽培年数を重ねるごとに増えていきます。

1gあたりのおおよそのサポニン量は
4年根8.4mg
5年根14mg
6年根16mgです。

6年根は量や種類だけでなく、そのバランスも良いといわれています。
高麗人参に含まれるサポニンは30種類以上あり、それぞれが違う働きを持っています。
種類も豊富でバランスも良い6年根は、幅広い効果を期待できるということです。
ただし、サポニンの量は収穫の後の加工方法によってさらに変わってくるので注意してください。

次に気になるのが値段ですが、こちらも栽培年数が増えるごとに高くなります。
これはサポニンの含有量の他に、高麗人参の栽培が難しいことが関係しています。

高麗人参は長い間日陰で栽培されるので、3年目を過ぎた頃から害虫や病原菌に対する抵抗力が徐々に弱くなっていきます。
そのため生産者はリスクを避けて、6年まで栽培を続けずに4年で収穫することが多いです。
ですが6年根は愛用者からの需要が大きいので、高麗人参を扱う大手メーカーは、徹底した栽培環境で6年根を多く栽培し販売しています。
このようにサポニン含有量、栽培の苦労が合わさって、6年根の値段は他と比べて高くなります。
4年根は栽培の手間が2年分少なく、サポニンの量もそこそこなので、比較的安い値段で販売されています。

最後に味の違いです。
高麗人参は栽培を初めて1~3年ほどは糖質を多く含んでいますが、サポニン含有量の増加に比例して、糖質は徐々に減少していきます。
4年根はある程度の甘みを感じられるので、定番のお茶以外に料理の食材にも適しています。
6年根はサポニンが増えて糖質が減るので、苦みが強いです。
さらに栽培期間が一番長いので、他と比べて土の臭いが強く残っていたりします。
サプリメントならともかく、抽出液やエキスを摂る場合には、レモンや蜂蜜を加えるなどの味の工夫が必要かもしれません。

このように高麗人参は栽培年数によって違いがあります。

実際には生の高麗人参よりも加工されたサプリやエキスを選ぶ人が多いと思います。
その場合には商品説明を良く読んで、原料の高麗人参は何年根のものを使っているか確認してから選ぶようにしましょう。