日本

日本で高麗人参の産地として有名なのは、福島県会津地方、長野県東信地方、島根県大根島です。
それぞれ地名に由来して、会津人参、信州人参、雲州人参と呼ばれています。

・会津人参
日本で高麗人参の栽培が始まったのは、江戸時代に会津藩主が、朝鮮から種子を持ち帰ったことから始まりました。
藩直轄の事業として栽培の指導や販売を行う、人参奉行所を設置して、貴重な会津人参の栽培と管理に、力を入れていたといわれています。

・信州人参
約200年前に神津孝太郎という人が、当時の栃木県から現在の長野県佐久市に種を持ち帰り、苦心の末栽培に成功しました。
その後東信地方の村に栽培が広がっていき、福島、島根に並ぶ、高麗人参の一大産地となりました。

・雲州人参
大根島での栽培は、約200年前に松江藩直轄で始まりました。
栽培の管理は藩直営の畑で数名の藩士が行い、栽培を支える労働は島民が行っていました。
栽培に適した火山灰が混ざった土壌と、島民の努力によって、大根島の高麗人参は雲州人参と呼ばれ、海外市場でも高く評価されています。

国内産の高麗人参は、高値で外国へ輸出され、日本に入ってくる多くが韓国産、中国産です。
有効成分含有量は韓国、中国産よりも劣りますが、国内産の高麗人参の魅力は、安全性が最も高いことです。

生産者の人は、長い歴史の中で受け継いできた知識と技術に、誇りを持って栽培に取り組んでいます。
安全性のポイントとなる水や土は、私たちが普段食べている国内産の野菜と同じなので心配はありません。
また、万が一国内産のもので問題があったとしても、出所がはっきりしていて、その後のサポートもしっかりしています。

生産量が少ないため、国内産の高麗人参は価格が高めですが、安全性と信頼性で考えるならば、国内産が最も良いでしょう。