アメリカ

高麗人参と同じウコギ科の植物に、北アメリカ原産の西洋人参(アメリカジンセン)があります。

アメリカ北東部から、カナダ南部の森林地帯にかけて自生していて、同じウコギ科の植物ですが種は違うので、区別するために西洋人参と呼ばれるようになりました。
乱獲によって、野生の西洋人参は激減しましたが、その後中国でも西洋人参の栽培が行われるようになりました。

西洋人参が持つジンセノサイドの特徴に、体を冷やす作用があります。
ジンセノサイドを多く含むのは高麗人参ですが、この作用を持つジンセノサイドを含んでいるのは、西洋人参ならではです。
血圧を下げる効果があり、中性脂肪やコレステロールも下げてくれるので、成人病予防に効果が期待されます。
高血圧の人や、体に熱が溜まりやすいアスリートなどに愛用者が多いです。

対して高麗人参が持つジンセノサイドは、体を温める作用があります。
体が弱く冷えに悩む人には効果がありますが、体が強い人には逆効果で、イライラしたり、動悸や不眠の症状が現れたりします。

日本ではあまり知られていない西洋人参ですが、中国では高麗人参と同じように薬用として利用されています。