サポニン

サポニンとは、高麗人参で最も注目されている有効成分です。
ギリシャ語で泡立つものという意味があり、その名の通り水に溶け出すと細かい泡を発生させます。
植物の根に多く含まれる成分ですが、高麗人参に含まれるサポニンの量と種類は群を抜いていて、人参サポニン(ジンセノサイド)とも呼ばれています。

人参サポニンの特徴は、副作用の心配が少ないことです。
サポニンは適量であれば抗菌、殺菌作用の効果がありますが、多量に摂取すると、溶血や習慣性などの悪影響を及ぼす危険があります。
しかし、人参サポニンは毒性を持たない特有の有効成分なので、高麗人参は安心して長期間摂取することができるのです。

そもそもサポニンとは、配糖体と呼ばれる化合物の一種で、糖と糖以外の物質(非糖質化合物)が結びついたものです。
この結びつく非糖質化合物の違いで、人参サポニンは3つに分類することができます。

1、プロトパナキサジオールを共通とするジンセノサイドRb1系
Rb1、Rb2、Rb3、Rc、Rd、Rh2

2、プロトパナキサトリオールを共通とするジンセノサイドRg1系
Re、Rf、Rg1、Rg2、Rh、20-SグルコジンセノサイドRf

3、オレアノールを共通とするジンセノサイドRo系
Ro

3つ目のオレアノール系は1種類しかありません。
つまり人参サポニンは、大きくRb1系とRg1系の2つのサポニン群に分けることができます。
この2つのサポニン群によって、高麗人参の薬理効果のほとんどが決められています。

そしてこの2つのサポニン群は対照的な作用を持っています。

まずRb1系のサポニン群は、中枢神経に抑制的に働きます。
興奮状態を鎮めて、精神を安定させる作用があり、不眠、イライラ、ストレスなどが解消されます。

次にRg1系のサポニン群は、中枢神経に興奮的に働きます。
滋養強壮や、疲労回復など、細胞を元気にさせる働きがあり、夏バテぎみの人や、疲れやすい人にはこちらが効果があります。

この対照的なサポニンのバランスがとれている高麗人参ほど、広範囲の薬効が期待できるということになります。