疲労回復

高麗人参に含まれるサポニンは、自律神経やホルモンバランスを整える働きで、疲れが溜まりにくい体を作ってくれます。
また、抗疲労作用といわれる精神を興奮、鎮静させる対照的な働きがあります。

疲労回復に最も効果的なのは休息と睡眠ですが、精神的なストレスが蓄積されていくと、その日の睡眠だけでは疲れが取れず、疲労が溜まっていってしまいます。
サポニンは自律神経やホルモンのバランスを整えて、ストレスを緩和する働きで、疲労を軽くしてくれる効果があります。

疲れが溜まる原因の一つに、交感神経の緊張があります。
自律神経は、昼間に活動している時は交感神経が優位になり、夜の休息や睡眠中には副交感神経が優位になります。
しかし、現代社会はストレスの元が多く、常に周りに気を張って交感神経が優位な過度の緊張状態が長く続いてしまいます。
さらに、夜型の生活や不規則な生活が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなり、疲れが取れにくくなってしまうのです。

サポニンは、脳の視床下部に作用して、自律神経を整える働きがあります。
視床下部は、自律神経と、ホルモンを分泌する器官である内分泌系をコントロールしています。
サポニンはその視床下部に働きかけることで、自律神経を整え、さらに副腎皮質の機能を制御する働きもあります。

副腎皮質は内分泌系である副腎の外側の部分です。
脳がストレスを感じると、視床下部を通して指令が行き、副腎皮質はストレスから体を守るコルチゾールというホルモンを分泌します。
しかしコルチゾールは、ストレス過多で増えすぎてしまうと、血糖値を上げてしまう危険もあります。
ですがサポニンはこれを制御する働きがあるので、副腎皮質のホルモン分泌を上手くコントロールして、ストレスを緩和してくれるのです。

この抗ストレス作用で、自律神経のバランスも整えられ、ストレスによるあらゆる体の不調を予防することができます。

また、サポニンはタンパク質と核酸の合成を促進して、代謝機能を高める働きがあります。
代謝機能が低下していると、体内に老廃物が溜まり、体力が低下して、体が重い、だるいという倦怠感を感じます。
サポニンの効果で代謝機能が高まると、細胞が活発になり、体内の老廃物の排出がしっかり行われます。

さらに、サポニンには気持ちを落ち着かせてくれる鎮静作用があります。
抗ストレス作用もその一つで、この鎮静作用の効果で高麗人参を摂るとよく眠れるといわれています。
反対に精神を興奮させる作用も持っていて、この作用の効果で、活力を補充し、仕事の能率をアップさせることができます。
この対照的なサポニンの作用は、打ち消し合うのではなく、疲労回復、体力・気力の補充をして、本来の元気な体を維持してくれるのです。