喘息

高麗人参は副腎皮質に働きかけて、過剰に働く免疫を抑制するので喘息の症状を改善します。

喘息(気管支喘息)の多くはアレルギー反応によるものです。
花粉、ハウスダスト、ダニなどの原因物質(アレルゲン)に対して過剰に働いた免疫細胞によって、気道で炎症が起こります。
気道の粘膜がむくみ、痰が多く分泌され、気管支平滑筋の収縮が起こるので、気道が狭くなり喘鳴(ぜんめい:ゼーゼーヒューヒューという音)や激しい咳、呼吸困難、動悸、息切れなどの発作が現れます。

小児喘息はこのようなアレルギー反応による喘息が多いですが、大人になってから発症する喘息は、原因物質の特定が難しく、ストレスや過労、たばこも関係していると考えられています。

高麗人参に含まれるサポニンは、副腎皮質に働きかけて免疫機能を制御する働きがあります。
副腎皮質は、免疫反応を抑制する副腎皮質ホルモンを分泌しています。
サポニンは副腎皮質の働きを助けて、免疫力が低下している時には副腎皮質ホルモンの分泌を抑えて、免疫が過剰に働きすぎて体に害になるときには分泌を増やして、免疫機能を正常に保ってくれるのです。

高麗人参は免疫力を高める効果がよく知られていますが、高麗人参の薬効の本質は恒常性(ホメオスタシス)を維持することです。
健康で正常な状態を保つために、体内でバランスを取るように効果をもたらします。

また、副腎皮質ホルモンは炎症を抑える働きもあります。
医療の現場で抗炎症薬として利用されているステロイドは、副腎皮質ホルモンの化学構造がもとになっています。
サポニンの働きで副腎皮質ホルモンの分泌が促進されるので、気管支の炎症を抑えて喘息の症状を緩和することができます。

ただし、高麗人参は漢方薬なので、すぐに発作を抑えるステロイド吸入薬のような即効性はありません。
毎日の習慣にして続けることで、体全体に総合的に働いて喘息の発作を軽くしたり、数を減らしてくれる効果があります。
個人差がありますが、効果が現れるまでには1~2か月ほどかかり、1年以上続けていけば体質改善の効果で喘息の症状が起こりにくくなっていくでしょう。