低血圧

高麗人参は自律神経の乱れから起こる低血圧に効果があります。
また、血液の循環全般に改善の効果があるので、低血圧によって弱まる心臓の機能を高めることにも繋がります。

低血圧の原因は病気や薬の副作用の場合もありますが、ほとんどが自律神経のうち副交感神経が過度に緊張していることで起こります。
交感神経は血管を収縮させる働きがあり、副交感神経は血管を緩める働きがあります。
そのため副交感神経が優位にある低血圧の場合は、血管の収縮が弱まって心臓に血液が上手く戻らずに血圧が低くなってしまいます。
そのため血液を送る心臓に負担がかかり、十分な血液が送られないので脳が貧血状態になって、頭痛、めまい、脱力感を感じる症状や、脈拍が少ない、体温が低いなどの症状が現れます。

高麗人参に含まれるサポニンは自律神経を整える働きがあるので、交感神経を刺激して血管の収縮を促し、血圧を上げる効果があります。
そしてサポニンは血液の製造を促進する働きや、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
血液の質を良くして血行を促進するので心臓の負担が軽くなり、さらにサポニンは心臓自体の機能を高める効果もあるので、心拍出量が増えます。
血液の製造を促進してくれることで赤血球を増やす効果もあるので、低血圧から起きる貧血にも効果があります。

このような働きで高麗人参は低血圧に効果がありますが、反対の高血圧にも効果があります。
これは高麗人参の薬効が恒常性(ホメオスタシス)を維持する作用を持っているからで、高い血圧は下げて、低い血圧は上げるというように正常な血圧を保つように働くのです。

低血圧は高血圧と違って大きな病気に繋がるわけではないので、治療薬が少なく、長く体調不良が続いてしまう傾向にあります。
一番の改善方法は、適度な運動で血液の循環を良くすることと、栄養バランスの取れた食事を心がけることです。
低血圧の人は食欲不振から栄養のバランスが偏りやすくなります。
高麗人参は中枢神経に興奮的に作用して、低血圧からくる倦怠感や疲労感を取り除いて、やる気や食欲を湧かせる効果もあります。
一日三食少ない量でも良いので食べるようにして、血液量を増やす意味でも水分をこまめにとるように意識しましょう。