前立腺肥大症

高麗人参は自律神経の乱れによる前立腺肥大症の症状を和らげる効果があります。

前立腺肥大症とは、膀胱の下にある前立腺が肥大化することで尿道が圧迫され、排尿に様々な異常が起きる病気です。
原因ははっきりとわかっていませんが、加齢と男性ホルモンが関係していると考えられています。
そのため、年を取れば男性なら誰にでも起こりうる病気です。

主な症状を以下にまとめました。

・排尿症状
力まないと尿が出ない(腹圧排尿)
尿の勢いが弱くなる(尿勢低下)
尿が出るまでに時間がかかる

・蓄尿症状
トイレが近くなる(頻尿)
夜中にトイレに何度も起きる(夜間頻尿)
急に尿意がきて我慢できなくなる(尿意切迫感)

・排尿後症状
尿を出しても残っている感じがする(残尿感)

高麗人参は肥大化した前立腺を小さくすることはできませんが、高麗人参に含まれるサポニンが、主に排尿・蓄尿症状を緩和します。

サポニンは、脳の視床下部に働きかけて自律神経を整える働きがあります。
前立腺肥大が尿道を圧迫するメカニズムとして、前立腺肥大をきっかけに交感神経が強く働くことで、前立腺平滑筋が過剰に収縮を起こしている場合があります。
サポニンが交感神経を抑制することで、前立腺平滑筋の緊張状態を解いて弛緩させて、尿道の圧迫を軽減します。
この働きは前立腺肥大によって尿が出にくくなる排尿症状を緩和する効果があります。

また自律神経の乱れによって、膀胱が過剰に収縮することで頻尿や、夜間頻尿、尿意切迫感などの過活動膀胱の症状が起きます。
サポニンはこのような蓄尿症状の改善にも効果があるのです。

このようなサポニンの働きは実際に薬物治療で使われているα1受容体遮断薬と似ています。
α1受容体遮断薬は、1週間ほどで効果を感じられますが、まれに血圧低下による立ちくらみや眩暈などの副作用が現れることがあります。
高麗人参は漢方薬なので効果が現れるまでに1~2か月ほどかかりますが、副作用の心配はありません。

基本的に前立腺肥大症の治療薬と併用は可能ですが、一度担当の医師に相談してから利用するようにしてください。

前立腺肥大症は、トイレに行ってもすっきりすることができず、外出していてもトイレが気になる生活が続いてストレスが溜まっていってしまいます。
さらにひどくなれば尿漏れや尿閉(尿が出なくなる)の症状が現れて日常生活に支障をきたし、尿閉となれば体内の老廃物が排出されず病気になるリスクが高くなります。

前立腺ガンや腎臓病の可能性もあるので、今までと何か違うな、と感じたら一度病院で診察を受けましょう。