動脈硬化

高麗人参には血液をきれいにして血液循環を良くする働きや、血栓の生成を防ぐ働きがあるので、動脈硬化の予防や改善に効果があります。

日本人の三大死因といわれるガン、心疾患、脳血管疾患の中で、後ろ二つは動脈硬化が要因になっているものがほとんどです。
高血圧などによって血管の内皮細胞が傷つくと、そこから悪玉(LDL)コレステロールや脂肪、それを退治するためのマクロファージが入り込みます。
マクロファージはLDLコレステロールを退治した後に死亡して、この残骸が血管の内膜に溜まって血管にプラーク(粥腫)と呼ばれるコブを作ります。
これが粥状(アテロール)動脈硬化といわれるもので、一般的に動脈硬化と呼ばれているものです。
さらにプラークが破けると血液内に血栓が作られ、血管がつまって心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険が高まってしまいます。

高麗人参に含まれるサポニンは、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らして、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きがあります。
腸で吸収されなかったサポニンが、腸内で過剰な脂肪の吸収を抑制し、吸収されたサポニンが肝臓の脂質排泄、脂質合成阻害の機能を助けるからだと考えられます。
コレステロール値や中性脂肪の数値が高い人は、血栓ができやすく、動脈硬化の危険が高くなります。
サポニンは高い血中脂質を下げて、血液をきれいにしてくれる働きがあるので、粥状動脈硬化の予防と改善に効果があります。

さらにサポニンには、血栓の生成を防ぐ働きがあります。
血液中に存在する血小板は、血管を損傷した場合にその傷口に集まって固まることで出血を防ぐ、血小板凝集作用があります。
本来は止血のために重要な役割をする血小板ですが、交感神経の影響で大量のアドレナリンが分泌された場合にも、血小板凝集作用が働いて血栓が作られてしまうことがあります。
サポニンは血小板凝集抑制作用があり、血栓ができるのを防ぐ働きがあります。
さらに、血液の凝固を阻止して血栓を溶かす働きがあるウロキナーゼという酵素を活性化させる働きもあります。

ちなみに実際に治療で使われている抗凝固薬や、抗血小板薬は出血などの副作用の心配がありますが、高麗人参には副作用がないので、予防として継続的に摂ることができます。

本来健康な体には血栓を溶かす機能が備わっていて、肝臓は血栓を生成する毒素を退治する働きがあります。
しかし、様々な理由でこの機能が衰えたり、これを上回る危険因子によって動脈硬化は進行していきます。
血管は年齢と共に衰えるといわれますが、特に動脈硬化を加速させる三大危険因子として、高血圧、高脂血症(脂質異常症)、糖尿病があります。
その他にも喫煙や肥満、年齢、性別など動脈硬化には様々な要因が関係していると考えられています。

高麗人参は三大危険因子である高血圧、高脂血症、糖尿病にも効果があります。
この三つを予防することが、動脈硬化の予防に効果的です。
日頃からできる予防方法としては、健康的な生活を心がけることです。
野菜、魚類、海藻類、大豆製品などを多く摂り、肉類の摂りすぎには気を付けましょう。
肥満解消のために適度な運動を心がけることも大切です。